今回のホームルームは、お笑いタレント南海キャンディーズの山里亮太さんのお話。

 人は誰しも、逆境を体験するものですが、強い人ならその状況に果敢に立ち向かい乗り越えられる、しかし、弱い人には無理かというと―――そんなことはないと言っています。

 彼自身自分のことを弱い人間であると自覚し、だからこそ逆境に立ったときは苦しみながらも立ち直るすべを必死で身に付け、這い上がることが出来たそうです。お笑い芸人として活動を始めた頃、彼は「どん底」を経験しました。その当時の彼は、自分のことは棚に上げ、相方のことばかりを責めて自分を正当化していたそうです。その結果相方は彼の元から去ってしまい、芸人が続けられないのではないかと思うくらいにショックを受けたようです。

 ですが、そこで彼は「ここで立ち止まってはダメだ」と踏みとどまり、1人でも舞台に立ち続けました。その末に出会ったのが、現在「南海キャンディーズ」としてコンビを組んでいる山崎静代さんだったのです。その後の活躍は誰もが知っているように一躍スターダムにのり有名になりました。彼にとっては、過去の「どん底」の経験が心を強くし、成長することが出来たと言っています。どん底を経験して沈む方向へ向かうときは「あきらめた時」だと感じたそうです。

 あきらめそうになって駄目な方向へ向かいそうなとき、彼は「なりたい自分を想像する」ことでパワーが生まれると言っています。また、輝いている人への嫉妬や劣等感、コンプレックスも、一つのバネとして「もっと頑張ろう」と考えやる気になるようです。

 彼は、自分は今でも弱い人間だが、「あきらめない努力」だけは決してやめない。あの手この手で自分を元気づけ、チャレンジを続ける。それが、弱い人間が強く生きるための知恵だと言っています。生徒の皆さんもこの「あきらめない努力」を決してやめないということを続けて、これからの受験勉強を頑張ってほしいと思います。

文責  日野