今回のホームルームは、作家で『ものの見方検定』等がベストセラーとなったひすいこたろうさんのお話。「視点が変われば人生が変わる」をモットーに、ものの見方を追求し、心理カウンセラーの資格を取得するまでに至ったという作家さんです。

 彼はかつて、奥さんと離婚したい時期があったそうです。そのことで悩んでいたときに、心理学博士の小林正観さんの講演に参加して考えが変わったそうです。その講演において、小林博士は「人間はけなされてばかりだと枯れてしまいますが、誉められてばかりでも天狗になってしまう。理想的なのは50%―50%のとき。そして、実は人間どんな人でも、自分への賞賛が50%、自分への批判が50%になっている」といったそうです。こう言った時に必ず「それは間違っている」という人が出てくるそうですが、そういう人は「逃げられないところに痛烈に批判してくれる人がいる」とのこと。これは人数ではなくて総量での話だそうです。ひすいさんの場合は奥さんがその「痛烈に批判する」人。ですが、そういう人の存在が、実は天狗になってしまいがちな心を諌めてくれて、さらに賞賛を浴びるようにしてくれている最大の功労者とも言えるそうです。生徒の皆さんも少し考えてみてください。自分の周りに誉めてくれる人、逆に批判ばかりしてくる人、必ずいると思います。誉めてくれる人は当然ありがたい存在ですが、批判してくる人もこれまたありがたい存在だという考え方をもってほしいと思います。

 また、人生には二種類の時間しかないと言っています。嬉しいときは幸せな時、苦しいときは学んでいる時、成長している時なのだそうです。毎日小さな幸せを見つける習慣をつけると、どんなことの中にも光を見出せるようになってくるといいます。成長とは大きくなることではなく、小さな幸せに気づけるようになること。生徒の皆さんもこのような考え方、見方をもって毎日を過ごしていけたらきっと素晴らしい未来が待っていると思います。

 

文責  日野