今回のホームルームは、ゆうメンタルクリニックの総院長であり、精神科医のゆうきゆうさんのお話。「人にしてあげた親切な行動」と、「人にしてもらった親切な行動」を書き出してもらうと、その比率はなんと三十五対一になったそうです。要するに、人は「人にしてあげた親切な行動」を、三十五倍も多く覚えているということになります。普通に考えると、人間と人間のやりとりは一対一が基本です。大きな目で見ると、「してあげた親切」と「された親切」は一対一になるのが自然になるはずです。しかしこの検証から、人間は「自分のしてあげた親切」を、「自分のされた親切」の三十五倍も多く記憶しているということになります。この結果から、「あんなにしてやったのに。」とか「恩を仇で返された」とかいう考えは無意味になります。相手にしてみれば「あれだけやってやったんだから、これくらいは」と考えているはずだからです。人間関係は全てプラスマイナスゼロです。「自分はツイていない」「親切にされることが少ない」なんていうのは単なる思い込みでしかないと彼は言っています。

 また、アメリカの心理学者ウェイトリーによると、「成功している人ほど自分から動く」といいます。ビジネスマンを対象に調べた結果、「成功している人は自分で物事を起こすようにしている」のに対し、「うまくいっていない人は物事が起こるに任せている」ということがわかったそうです。この話を生徒さんたちにした後、いつもより多くの質問や、勉強法の提案等がありました。効果覿面です。

 「とにかく重要なことは、たとえどんな結果になっても、自分自身が動くこと!」
このことを常に念頭において、受験だけに留まらず今後の人生にも役立ててほしいと思いました。

                                     文責  日野